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テスト&レビュー

Genuine Fractals 5を使う必要

オリジナルサイズより画像を大きくする場合には、新しいピクセルを生成させる必要があります。ピクセル補完のプロセスを実行するためには、アルゴリズムと呼ばれる様々な計算方法があります。一般的な方法はPhotoshopにあらかじめ搭載されているバイキュービック法です。バイキュービック法はスムースとシャープがありますが、新しく追加されるピクセルの色情報を、近くのピクセルの平均値から決定する方法です。この方法は処理速度が速く実行できますが、エッジを識別できないため、形状の形がぼやけたり、画像のディテールが失われることがあります。

Genuine Fractals 5はフラクタル理論を使い、異なるアプローチで計算する特許技術です。まず画像の中の様々なサイズでの自然パターンを見つけ出し解析します。フラクタルはあらゆるところで見ることのできるパターンです。例えば衛星写真で見える川の流れや、葉の葉脈のパターンです。両方ともスケールは異なりますがフラクタルのパターンです。フラクタルパターンの良い点はどのサイズにしてもディテールが失われないという点です。このためGenuine Fractals 5で1000%の拡大をしてもシャープネスやエッジのディテールが失われずに済むのです。

画像サイズが必要な場合

Genuine Fractals 5ではシャープネスやディテールを守りながら1000%の拡大が可能です。大判出力やポスター制作を必要とする写真家やデザイナーにとってはこのレベルの拡大が必要になることがあるでしょう。

また、ジャーナリストやスポーツ写真、自然写真などを撮影している写真家にとっては、写真の一部を切り取って高品質印刷が必要となる場合が多くあります。切り取りを行うと小さい画素数で作業ができるようになるというメリットもあります。

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この写真は1200万画素のプロ向けカメラで撮影した写真ですが、ここからカモシカが写っている場所だけを切り抜けば、400万画素相当になります。この画素数であれば通常は2L版(5 x 7インチ)で出力するのが限界ですが、Genuine Fractals 5があれば1.8メートル近くのサイズまで出力サイズを確保できます。

もちろんGenuine Fractals 5は写真家のためだけのものではありません。画像のリサイズが必要な全ての人に利用いただけます。グラフィックデザイナーはクライアントから低解像度の画像が送られてくるといった問題に毎日直面しています。Genuine Fractals 5があれば、展示会やサイン用の大きな画像も用意することができます。その他にもGenuine Fractals 5の技術は、法の執行機関や建築現場、出力センターなど幅広い分野で利用されています。

どのくらいの解像度が必要か?(インクジェット編)

画像はどのくらいの解像度が必要なのでしょうか(この内容はインクジェットプリンタで出力する場合の例です)。これに答えるためには、わかっている必要があることが2つあります。どのくらいのサイズの出力が最終的に必要か。そしてその出力にどのくらいの解像度が必要か、ということです。

出力サイズに関しては、プリンタの出力可能なサイズの範囲なので簡単です。しかし、解像度に関しては少し難しくなります。

解像度とは、ある間隔にどのくらいのピクセル密度になっているかということです。通常1インチに何ピクセル、または何ドットと数えます。例えば1200〜4800 dpi(dot per inch)解像度のインクジェットプリンタでは、1インチあたり1200〜4800 のインク噴射を行うということです。インクジェットプリンタは、4~8色のインクで構成される多くの丸い小さな噴射が集まって、フルカラーの画像を生成しています。一般的によく間違えられるのは、プリンタ解像度に合わせて画像の解像度にしてしまうことです。画像の解像度はプリンタの解像度とは別です。人の目では250~300 PPI(Pixel per inch)以上は識別できないといわれています。その結果、理想的な解像度はこの数字か、プリンタ解像度の倍までということになります。

一度プリンタサイズと解像度がわかれば、あとはGenuine Fractals 5で出力に必要なサイズに変えるだけです。解像度を入力するか、出力サイズの幅と高さを入力するだけです。写真のサイズによって最適なサイズに自動的にリサイズされます。

フィルムやデジタルカメラのセンサー、紙のサイズはそれぞれプロポーションが異なります。例えば、主なデジタルカメラのセンサーは高さが幅の2/3、または1:1.5になっています。一方紙のサイズは日本ではA4が210 x 297 mmで約1:1.42です。これらのプロポーションの違いにより、例えばA版の紙に合わせて出力するには写真を一部切り取らなければなりません。もし構成上どうしても切り抜きができない場合には出力サイズを変えなければなりません。Genuine Fractals 5を利用すれば、紙のサイズに合わせた切り抜きも可能です。

pxl SmartScaleとの違い

これまでのバージョンでは、Genuine FractalsとpxlSmartScaleで異なる結果や機能を提供してきましたが、今回のGenuine Fractals 5では優れたエッジ表現のコントロール機能を搭載し、さらに拡大アルゴリズムも新しくなったため、必要に応じて両方の各機能をさらに上回る結果を生み出すことが可能です。pxl SmartScale ver.1のお客様もGenuine Fractals 5へのアップグレードが可能です。

Genuine Fractals とGenuine Fractals Print Proとの違い

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もしCMYKワークフロー内で画像の拡大が必要になったらGenuine Fractals Print Pro をご利用ください。Genuine Fractals Print Pro は、Genuine Fractals のフラクタル理論に基づく拡大アルゴリズムを利用して、RGB、LAB、グレースケール画像に加えて、CMYK画像もサポートします。それぞれの対応可能なファイルは右の表を参照してください。

Genuine Fractals のバッチ処理

Genuine Fractals はPhotoshopのアクション機能を利用することによって自動処理を実行することができます。Genuine Fractals のデフォルト設定では、最後に実行した設定を自動的に記憶していますが、Photoshopアクションでフォルダ内の複数画像を一度にリサイズすることが可能です。

ユーザー事例

小林宗正さんは、静物、ファッション、人物などを美しい光で捉える、広告写真家です。
日本大学芸術学部写真学科を卒業後、いくつかの広告代理店を経て、1987年にムネスタジオを設立。1973年に朝日広告賞、1974年朝日広告賞・毎日広告賞に入選。2007年第49回全国カタログ・ポスター展に於いて日本印刷産業連合会奨励賞入賞。小林さんの作品は多くの大手の企業広告に利用されてきました。
「私は画像拡大のためにGenuine Fractalsを利用しています。35 mmで撮影した写真をA1ポスターサイズにしても、その品質には私も満足しています。Phase OneやLeaf Aptus デジタルバックを利用する場合でも、8x10の大判カメラを利用したときのような品質を手に入れることが出来ます。新しいバージョンではPhotoshopレイヤーに対応したので、作業時間を短縮することができ、とても助かります。」
このページに掲載の写真は、小林宗正さんの所有している物です。作者本人の承諾を得て掲載しています。

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